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二宮清純の「ザバス取材記」

東北楽天ゴールデンイーグルス

東北楽天イーグルスが東北の地に根付き、長きに渡って東北地方のファンに愛される球団となることを目指し2006年にスタートした「東北プロジェクト」。このプロジェクトの核となる「野球塾」とシーズンを通して行う「スクール」のコーチを務めている安部理氏は、東北高校時代には強打の外野手として甲子園で活躍、プロ入り後は主に左のDH、代打として西武の黄金期を支えた。
安部氏に加え、東北プロジェクト地域密着推進部の藤原政洋氏、またこのプロジェクトを栄養面からサポートするザバス スポーツ&ニュートリション・ラボの松崎愛氏に、東北楽天イーグルスとザバスによるジュニアへの取り組みを訊いた――。

#1 土台をつくることの大切さ

二宮今日は実際に野球スクールを見学させていただきましたが、皆、楽しそうでしたね。子どもたちの指導にあたり、安部さんはどのようなことを心がけていらっしゃるんですか?

安部子どもたちを楽しませるためには、僕自身も楽しんでやることが一番だと思っています。小学生が中心ですから細かいことを言うよりも、基本的な技術が中心ですね。一番は、楽しくやってもらうことを考えています。

二宮東北プロジェクト立ち上げのいきさつを教えてください。

藤原地元に密着した活動をすることで球団を支えるファンを増やそう、と。もう一つは、東北出身で5年後、10年後には楽天で活躍するプロ野球選手を育てたい、という大きく2つの狙いがありました。具体的には、東北六県をまわっての野球塾と、今日のように継続的に教えていくスクールを行っています。

二宮野球塾とスクールでは、教え方に違いはあるんですか?

安部子どもたちに野球の楽しさを伝えたい気持ちは同じですが、野球塾は1日なので、その日だけで多くのことを教えるのはなかなか難しい。スクールは、継続的に指導しますから、ある程度の結果を残さないといけない。野球の技術というのはなかなか数値に表れるものではないので、親御さんも含めて、子どもたちも「あ、上手くなったかな」と実感してもらえるような指導をしないといけないと思っています。

二宮継続性は大事ですね。底辺の拡大にもつながるでしょうし、長期的な視野で指導することは理想だと思います。ところで、ザバスの取り組みのきっかけは?

松崎もともとザバスではヴィッセル神戸のサポートを行っていて、三木谷オーナーから「ぜひ野球の楽天イーグルスもサポートしてほしい」というお話をいただいたんです。最初はプロチームのサポートの話でしたが、「東北プロジェクト」の立ち上げにあたり、「ザバスさんも一緒にやりませんか?」とご提案いただき、取り組みが始まりました。

藤原僕たちもいろいろ勉強して、今、子どもたちにとって何が必要なのかと考えたときに、運動神経を鍛えることと、やはり食事なんですね。運動と栄養の大事さ、スポーツ選手としての土台づくりの大事さを小学生に伝えていきたい、と。

二宮なるほど、将来のためには土台をつくることが大事だという共通認識を持つことが必要になりますね。ただ、保護者にとっては試合の勝ち負けといった目先の結果が気になるでしょう。そのあたりはどのように工夫されているんですか?

藤原保護者にとっては、やはり目先の結果が気になると思います。長い間、少年野球の指導に関わっている人たちは、もっと大事なものを知っている。ただ、そういう人たちが保護者に言っても、耳を貸さないわけです。目先の勝敗ではなくて、土台づくりが大事だということを、プロの口から言って欲しい、という声が多かったんですね。安部さんが、何が本当に大事かを伝えていくことで、少年野球の監督さんからも感謝されています。ジュニアの世代にとって今大事なのは、野球選手としての土台をつくること。僕らの仕事は、その啓蒙活動ですね。

安部野球塾では、ウォーミングアップにかける時間を長くとっているんですが、やはりジュニアのうちにいろいろな動きをすることで土台をつくっておくことは大事です。野球だけでなく、子どもたちが将来、ほかのスポーツをやるとしても、すごく生きてくると思います。

#2 子どものころから正しい食事の習慣を

二宮東北プロジェクトの中で、栄養サポートはどのように?

松崎野球塾では子どもたちや保護者の方を対象に、栄養セミナーなどを行っています。スクールに関しては、年間を通しての活動になるので、まずはどの程度、栄養が摂れているかを知るため、ザバスのノウハウを生かして、食事調査を行いました。220人分ものデータが集まりましたので、まずはそれを分析して現状を把握することから始めました。

二宮何か傾向はありました?

松崎スクールに来ている子どものお母さんたちは、やはり熱心で栄養への意識も高いんですね。普段の食事もしっかり栄養バランスを考えて子どもたちに食べさせている。ザバスが提案する「栄養フルコース型」の食事が指導しなくても出来ているご家庭もありました。かつ、小学生は給食があるので、炭水化物やたんぱく質といった栄養素は充足していましたね。しかしながらやはり、ビタミン、ミネラルが足りていないという現状も分かりました。

二宮ビタミン、ミネラルが不足する要因は?

松崎どうしても食品から摂りづらい栄養素だということがまずありますが、野菜嫌いな子がいる現実と、食卓で果物や乳製品を摂ることが習慣化されていないからと分析しています。

二宮やはりお金を払って野球スクールに通わせるだけあって、保護者の意識もある程度は高いんでしょうね。

松崎そうですね。スクールには中学生もいるんですが、中学には給食がないケースもありますし、だんだん体重が増えてくるので、普通に食べているだけだと、身体づくりに必要なたんぱく質が不足するのかな、と。それがわかったので、特に小学生のうちは、しっかりと食べる習慣をつくる教育が大事だと思います。中学生になると、必要な栄養が本当にとれているのか、身体の成長に合わせて、把握して教えることが必要なのかな、と。いろいろなデータを取りながら、ザバスとしても、ジュニアに対する栄養の指導方法を改めて確認できたと思っています。

二宮栄養と休養、トレーニングのバランスは早いうちに身につけていた方がいいですよね。

松崎それは本当にそう思います。大人になってから、プロ野球選手になってから、栄養面や休養面といった生活習慣を変えるというのは、非常に難しいことだと思います。やっぱり、子どもの頃から正しいことを身につけさせるのが大事ですね。ただ、それをやるかどうかは家庭や選手の意識によりますから「そこで差がつくんですよ」と伝えて、意識していただくことを心がけています。

二宮そういったザバスの取り組みに対して、球団としての手ごたえはいかがですか?

藤原ザバスさんからスポンサードだけでなく、栄養サポートもいただいていることは、子どもたちの野球選手としての土台づくりにもつながりますし、本当に有難いことだと思っています。

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