カバくんコラム

殺菌効果だけじゃない!うがい薬は口臭予防などにも効果がある!

2016.07.25

殺菌効果だけじゃない!うがい薬は口臭予防などにも効果がある!

多くの方にとって、風邪やインフルエンザを予防するのにうがい薬は欠かせません。口腔内および喉の殺菌・消毒・洗浄効果のあるうがい薬は、「喉が少し痛いかも……」と感じるときや、インフルエンザが流行る時期などによく活用されます。そんなうがい薬は、風邪やインフルエンザの予防効果以外にも効果を発揮するのです。
そこで今回は、うがい薬の意外な効能についてご紹介します。

うがい薬が風邪予防に効果的な理由

多くのうがい薬には、「ポビドンヨード」という成分が含まれています。ポビドンヨードには殺菌効果があるため、うがい薬でうがいすることで口腔内や喉に付着した菌を殺菌することができます。
風邪の引き始めに喉が痛くなることが多いのは、風邪の菌が喉に付着していることが原因。そんな風邪菌をうがい薬で洗い流すことで、風邪は予防できるのです。
うがい薬で殺菌できるのは、風邪の菌だけではありません。口臭の原因となる菌も殺菌することができます。

口臭が発生する原因

口臭が発生する原因

口の中には、たくさんの菌が生息しています。さまざまな種類の菌が生息する中で、口臭の原因となるのは「嫌気性細菌」という菌です。
嫌気性細菌は、口内の剥がれ落ちた細胞や食べカスをエサに生きています。そのエサを食べる際に、揮発性硫黄化合物といわれる悪臭ガスを発生させます。この悪臭ガスこそが、「口臭の原因」となっているのです。主な揮発性硫黄化合物として、硫化水素(おならや硫黄の臭いのもと)やメチルメルカプタン(生魚や玉ねぎの腐った臭いのもと)、ジメチルサルファイド(生ごみの臭いのもと)があげられます。このことから、揮発性硫黄化合物は一般的にイヤな臭いであることがわかります。

口臭の原因を除去するにはうがい薬が効果的

口臭の原因を除去するにはうがい薬が効果的

気になるお口の臭い……。接客業に就いている方やデートの約束がある方などは、特に口臭が気になるもの。そんな口臭を簡単に予防できる方法として、「唾液を出すこと」があげられます。口内細菌は乾燥によって増殖してしまうため、口の中が乾いてしまうと細菌が増殖し、口臭がきつくなってしまいます。寝起きや緊張した際に口臭がきつくなるのは、これが原因です。この点、水を頻繁に飲んだり、ガムや飴を食べたりして唾液の量を増やすことで、口臭は予防できるのです。
また、殺菌作用のあるうがい薬も口臭予防には効果的です。ポビドンヨードを含むうがい薬には、口の中に生息する嫌気性細菌を殺菌する作用があります。嫌気性細菌を殺菌できるということは、イヤな臭いを放つ原因物質を除去できるということ。出かける前や食事の後など、口臭が気になるタイミングでうがい薬を使用することで、口臭予防につながります。

うがい薬で口臭予防をする上での注意点

うがい薬で口臭予防をする上での注意点

うがい薬で一度うがいをしたからといって、口臭が1日中抑えられる……というわけではありません。口臭は口内環境や時間によって臭いがきつくなってしまうため、うがい薬で口臭を予防したい場合は、1日数回うがいすることをおすすめします。

風邪やインフルエンザが予防できるだけでなく、口臭も予防できるうがい薬。そんな一石二鳥の効果が期待できるうがい薬で、口内エチケットを守りましょう。

※本人または家族がアレルギー体質の方や、ポビドンヨード含有製剤によるアレルギー症状を引き起こしたことのある方は、ご使用をお控えください。また、衣類等に付着した場合は、すぐに水で洗い流しましょう。

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