研究開発体制

当社の研究開発体制は、「研究戦略統括部」と4つの研究所(商品開発研究所、技術研究所、乳酸菌研究所、品質科学研究所)で構成されています。

研究戦略統括部

連続的イノベーションの実現に向けて、研究開発を推進していきます。

研究戦略統括部は、経営戦略にもとづき「商品開発研究所」「技術研究所」「乳酸菌研究所」「品質科学研究所」の4つの研究所を有機的に連動させるとともに、必要に応じて外部研究機関との共同研究を行うなど、連続的イノベーションの実現にむけた研究開発を推進しています。また、技術情報や商品情報などの収集と管理により研究者をサポートし、研究業務を円滑に進める環境を整えるとともに、臨床試験支援、庶務、設備メンテナンスなどの管理業務を行っています。
さらに、当社事業に貢献する知財権の取得・活用、事業維持のための特許クリアランスと先使用権の確保、特許解析等により、事業戦略、研究戦略にかかわる知財戦略を推進しています。

情報収集
研究支援業務
設備管理

商品開発研究所

食の「おいしさ」「楽しさ」「健康価値」を追求した商品を提供していきます。

商品開発研究所は、発酵、カカオ、栄養設計の3つの基盤技術とそれを応用した商品の開発・研究を行っています。

牛乳、ヨーグルト、チーズ、アイスクリーム、チョコレート、栄養食品など、食を通じてあらゆる世代のお客さまの生活充実に貢献するとともに、食の「おいしさ」「楽しさ」「健康価値」を追求した商品の開発に取り組んでいます。

ヨーグルト物性確認
チョコレート釜がけ
チーズ糸曳き評価
アイスクリーム試作

技術研究所

商品・素材・生産プロセスのイノベーションによる独自価値を創造していきます。

技術研究所は、生産プロセスの開発から商品化までの範囲を担い、商品開発の実現に向けた価値創造に取り組んでいます。
次世代の商品開発研究では、発酵・栄養の事業領域における基盤技術研究、生産プロセスの開発、および、独自性のある商品開発を行っています。素材研究では、商品力の源泉とすべく、乳を中心とした素材価値の探索と独自性・優位性の確立を目指した研究を行っています。物性・感性研究では、商品に独自価値を与えるための、物理化学的・感性工学的側面からの基盤研究、および、食品のおいしさや嗜好を科学的に評価する技術の研究を行っています。
私たちは、商品・素材・生産プロセスのイノベーションにより、独自価値の創造と市場優位性の実現に取り組んでいきます。

3Dプリンターによる容器試作
容器測定
培養試験
超高温瞬間殺菌装置

乳酸菌研究所

乳酸菌、カカオ、乳素材など、食の新たな可能性を追求していきます。

乳酸菌研究所は、当社の強みである乳酸菌、カカオ、乳素材などの機能性や健康との関連性を科学的に実証し、新たな食品の開発につなげるための基盤研究を行っています。

腸内細菌叢の解析に加え、栄養生理学的効能および生体調節機能等を検証するとともに、それを応用した素材や商品の開発、特定保健用食品、機能性表示食品の表示許可認定に向けたヒト評価試験や安全性評価などを行っており、食の新たな可能性を追求していきます。

腸内フローラの解析
乳酸菌ライブラリー
乳酸菌の培養試験
機能成分の分析

品質科学研究所

安全・安心な商品を提供するための研究開発を行っています。

品質科学研究所は、お客さまに安心していただける商品を提供し続けるために、食品の成分、物性などの理化学分析、おいしさの評価、衛生微生物や食の安全性など様々な品質とその評価に関する技術開発、情報発信などを行っています。

また、簡易・迅速な分析法の開発、工場における検査精度の向上や品質に対する社員教育に取り組んでいます。

香気分析
構造観察
筋電位測定
微生物同定