食を知る

乳のうまみのかたまり「バターラボ研究編」

おいしいだけでなく、栄養面も優秀

良質な乳脂肪がたっぷり。

バターの成分の80%は乳脂肪。乳脂肪は食用の油脂の中でも最も消化がよく、なんと97〜99%の消化率で体に吸収されます。そのため、赤ちゃんやお年寄り、胃腸の弱い方でも安心して利用できます。バターを使った料理はお年寄りには…、と思いがちですが、実はその逆。一日に必要な脂肪分を効率よく摂るには最適な食材です。

健康と美容のためのビタミンの宝庫。

乳脂肪が主成分のバターには、ビタミンA、E、Dといったビタミンも豊富に含まれています。中でもビタミンAは牛乳の13倍以上とたっぷり。ビタミンAは、成長に欠かせない栄養素で、皮膚や粘膜を健康に保つはたらきと深く関わっていて、吹き出物やニキビの予防にも。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、ビタミンEには老化を防ぐ効果もあり、皮膚の内側からみずみずしさを保つのに役立ちます。

「バターは太りそう」は誤解?

トースト2枚に使うバター10gのカロリーは74.5kcal。これは、同量のサラダ油やごま油に比べても低いのです。また、気になるコレステロールの量ですが、成人一人当たりが食事から摂る1日の適正量は300〜500mg。これに対してバター10gにはわずか20mg程度と、ほとんど気にならないレベルしか含まれません。なにより、コレステロールは、細胞膜の構成成分や性ホルモンなどの材料になる大切な栄養素のひとつ。「乳脂肪はカロリーが高そう」「バターって太りそう」、そんなイメージは捨てて、適切な量を上質な栄養源として活用しませんか。

バターの黄色は
ビタミンAの色?

バターの色といえば、黄色。これは、豊富に含まれているビタミンAの中のカロテンという色素によるものです。カロテンはもともと乳牛が食べる牧草に含まれています。青々とした夏草をたっぷり食べた牛の乳から作るバターは黄色が濃く、冬の間干し草を食べる牛の乳から作るバターは黄色が薄い、など季節によって色が変わるのです。カロテンは牛乳の中では脂肪球という粒子の中に隠れていて黄色を感じさせませんが、バターも季節によって色が変わるんですね。

↑ページTOPヘ