受験の悩み座談会

受験に悩みはつきもの。
大学受験を控えるお子様を持つ保護者の方、
大学に合格したお子様を持つ保護者の方に
お集まりいただき、受験に関する悩みを
お話しいただきました。
受験生の食事、どんなものを食べさせたらいいの?

司会
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受験における食事に関して気を付けていることを聞いたところ、『朝食を抜かない(48.2%)』『栄養価の高さ・バランス(45.0%)』といった回答がありました。
ご自身のご家庭ではいかがですか?
Cさん
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『朝食を抜かない』ですが、お腹の空き具合がそのときで違うし、食べすぎると眠くなっちゃったりしますよね…。こちらにはわからない本人の事情があるので、食べたいときにいつでも食べられるようにしたいと思っています。
Bさん
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ここに挙がっている内容は、1日中考えながらすべて気にしています。
朝食は、授業の内容が頭に入らなかったりするので抜かないし、糖分を摂りすぎない程度になるべく摂らせるようにしています。基本的には本人がそのとき食べたいもので、プラス栄養面。
Eさん
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元々運動部だったので今まではたんぱく質を鶏肉と豚肉で摂っていましたが、魚の量を増やしました。肉は消化に時間がかかって疲れてしまって勉強のエネルギーが奪われてしまうのではないかと考えて。
司会
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1位は『朝食を抜かない』ですが、朝食についても意識していますか?
Bさん
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朝食を取らないと授業中くらくらしてしまうんじゃないかと思い、意識しています。
私自身も朝食を抜くと仕事でミスが多くなったり集中できなかったりするので。
Cさん
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食べないことはなく、持って行かせたりはしますが、「パンではなくご飯にしてほしい」と言うので、おにぎりが多いです。パンだと腹もちが悪いし、お昼休みまでもたないみたいです。
Dさん
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模試や本番のときだけは好きなものを食べないと喉を通らないので、好きなものを食べさせています。
朝は好きなものを食べさせて、お腹が空いたらゼリー系飲料などで補給すれば良いので。あとは魚や野菜を多めにしたり、消化のことを考えて模試や本番の前の晩はうどんを出したりしていました。
司会
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2位は『栄養価の高さ・バランス』ですが、このことについて、意識していることや気を付けていることがあれば教えてください。
Aさん
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たんぱく質の量を多めに、というのは意識しています。いちばん好きなのは魚ですが、生は食べすぎるとじんましんが出てしまうので、卵とかムネ肉にしています。
Bさん
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朝は忙しくて、思うように用意できていません。
Cさん
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朝食はスムージーを飲みながら学校に行く支度をして、あとはおにぎりを持って行きます。とりあえずそれだけは飲んで行く感じ。
司会
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勉強にはどんな栄養素が必要だと思いますか?
Dさん
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糖分かなと思います。子どもがテストでミスをしたときに、先生が「スタミナが足りなかったのでは」と言っていました。チョコを持たせていましたが、飴やゼリー飲料でも良いかもしれないですね。
Bさん
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糖分とDHAくらいしか知らないです。
Aさん
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うちの子は昔から甘いものが苦手で、水とか白湯を飲んでいます。
サプリも苦手で、十分な栄養を摂れているのかなと心配になります。試験の合間に飴とかで糖分を摂ってくれるといいのですが…。
栄養士
田中-
皆さんいろいろ試行錯誤して食事を考えていて素晴らしいと思います。
朝食をきちんと取る子はその日の勉強のパフォーマンスを上げられますし、体調を維持して大事な当日を迎えられるので、食事というのは非常に大切です。朝食は特にぜひ頑張って食べてもらいたいと思います。
栄養士
田中-
ご飯やパンに含まれる糖質に加えて、たんぱく質もすごく大切で、糖質とたんぱく質を一緒に摂ることで体内時計がリセットされて、代謝が上がり身体が目覚める効果があります。朝にしっかりたんぱく質を摂ることはとてもオススメです。
ぜひ朝のたんぱく質、「朝たん」を、意識してくれたらなと思います。
Dさん
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受験生の間でプロテインが流行っています。
栄養士
田中-
スムージーにプロテインを入れる飲み方もあります。おいしいですし、朝になかなか時間がないときでも、水や牛乳で溶けば簡単にたんぱく質が摂れます。さらに、ものによってはビタミンも入っているのでオススメです。
粉末だけでなく、ブリックタイプのものもあるので、コンビニでも買うことができますし、購買で売っている学校もあります。
司会
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普通のたんぱく質よりも乳たんぱくの方が優れている点があるのでしょうか?
栄養士
田中-
私たちのカラダはさまざまなたんぱく質からできています。食べ物からたんぱく質を摂取し、消化することでアミノ酸に分解され、体の中に取り入れられます。私たちが生きていくためには、たんぱく質の摂取が欠かせないのです。健康のためにも毎日摂ることが大切。でも、たんぱく質を考えて毎日の食事を摂るのは大変です。そこでオススメなのが、乳たんぱく。牛乳や乳製品なら、いつでも手軽に食べられてカンタンにたんぱく質を摂取できるうえに、カルシウムなどのミネラルまで一緒に摂ることができます。
Aさん
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私以外、夫も娘も牛乳を飲むとお腹が痛くなるので休みの日しか摂らないのですが、いつ摂取しても効果は同じなのでしょうか。チーズは大丈夫なんですが…。
栄養士
田中-
続けていただくのが大事で、いつ摂っても大丈夫です。お腹を下すのであれば、チーズやヨーグルトにしてみてもいいと思います。
乳製品は調理せずに食べたり飲んだりできるので、すごくオススメです。お腹の面では自分に合った乳酸菌を選ぶのもいいのですが、食物繊維とかオリゴ糖とか、善玉菌のエサになるものをしっかり摂っていく。
バナナはオリゴ糖が豊富でオススメです。乳たんぱくと乳酸菌とお腹が喜ぶオリゴ糖を摂ると良いと思います。
西岡氏
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私も受験生時代、よくヨーグルトを食べていました。試験時間は長いので何かお腹に入れないといけない時にも食べていました。
食事は受験で大事な要素だと思います。
シンプルに三食しっかり食べることが大事ですよね。
朝食は食べた方がいいし、この時間にはこれを食べるというサイクルがきちんとするといいですね。サイクルを整えるためにもご飯を食べることはいいと思います。
栄養士
田中-
受験生のお子さんは日々努力をされてますし、保護者の方々もお子さんのことを思って食事を作られているかと思いますが、時にはそれが本当にいいのかと不安に思われることもあると思います。
お子さんがその時食べたいものや必要なものを。そこに少しだけ栄養も気にしてもらい、おいしく食べてもらえることができれば受験をサポートする食事としては十分だと私たちは思っています。

「受験飯」は
頑張る皆さんを応援しています。