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安定調達への取り組み

貢献するSDGs
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 12 つくる責任 つかう責任
  • 15 陸の豊かさも守ろう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

酪農家との取り組み

酪農家とのパートナーシップ

当社と酪農家のみなさんとが牛乳の価値向上という目標を共有し、 「この牧場の牛乳を飲みたい」と思われるような生乳生産、牧場づくりを進めるために、2009年に「牛乳の価値向上の取り組み」を開始しました。

良質な生乳生産に向けた、農家との協働

牛乳は、その原料は生き物である「牛」の母乳であるため、実際には多くの要因に左右されています。例えば、仔牛を生んだ母牛のみが乳を出すことが出来ますが、搾乳が出来る期間は限られ、出産回数によっては、私達の飲用には適さなくなってしまう場合もあります。
また、乳牛は暑さに弱く夏の搾乳量が減少する一方、牛乳の消費量は夏に増加するなど需要と牛の生態とが一致していません。さらに、飲用牛乳の消費期限は短く、保存もきかないなど、おいしい牛乳を安定して供給するためには、さまざまな取り組みが必要です。
明治では、おいしい良質な牛乳をお客様に届けるために、その生産元である酪農家や農協と協働し、安定的かつ高品質の生乳の生産支援に努めています。

牛乳価値向上に向けた取り組み

酪農家の方々は、直接お客様からの声を聞くことはなく、その努力とニーズとの間にギャップが生じていることがありました。
そこで明治がその橋渡しとなり、お客様が何を求めているかを伝え、酪農家の方々と一緒になってその実現に取り組んでいこうという取り組みが「牛乳価値向上に向けた取り組み」です。この取り組みに参加していただいている農場に対し、(株)明治では、認定・表彰制度を設け「良質乳生産認定パートナー」としています。
味がおいしいのはもちろんのこと、清潔さであったり、環境への配慮といったお客様に評価していただける付加価値を付け加えられないかなど、「健康な牛づくり」「食の安全・安心への配慮」「環境への配慮」「衛生的な作業および衛生的な作業空間」の4つを軸として活動を進めています。2017年度、良質乳生産認定パートナーは262戸を超えました。今後も、全ての生乳の生産元が認定牧場となることを目指して、酪農家の取り組みを支援していきます。

認定された酪農家の方には、牧場の写真入りの認定証を贈呈しています。また、日本各地で表彰式を実施しており、生産者同士の交流の場にもなっています。

牛乳価値向上に向けた取り組み
牛乳価値向上に向けた取り組み

「良質乳生産」に取り組むパートナー

北はるか農業協同組合 (北海道中川郡美深町)

北はるか農業協同組合
(北海道中川郡美深町)

  • 世襲に頼らない「居抜き継承」を推進する組織を設立。牛舎や牛はもちろん、住宅までも引き渡し、新規就農者を後継者とした受け入れを推進
  • (株)明治がサポートする「高品質乳生産の匠」が、地区生産者の連携、情報共有、スキルアップに貢献

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南牧場(福井県勝山市)

南牧場
(福井県勝山市)

  • サラリーマンになるのと同じような感覚で、酪農家を志望できるようにするための新しい発想にチャレンジ
  • (株)明治のメーカーとして衛生に対する厳しさは、酪農家一人ひとりに“食品を扱っている”という意識を浸透させることにつながっている

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大塚牧場(三重県鈴鹿市)

大塚牧場
(三重県鈴鹿市)

  • 自給飼料の栽培とともに、牛舎環境の美化に力を入れたことが生産性を上げ、品質の向上に繋がる
  • (株)明治が酪農家のパートナーとなり、『品質』の意味を知ってもらう取り組みを支援

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宮田牧場(長崎県雲仙市)

宮田牧場
(長崎県雲仙市)

  • 牛たちの健康管理には、きめ細かく配慮し餌の配合も独自のものに。それがこだわりの乳質を生み出す
  • (株)明治は宮田牧場をはじめとする南高地方酪農業協同組合の酪農家をサポートし、生産者と消費者をつなぐ役割を負う

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堺酪農団地(大阪府堺市)

堺酪農団地
(大阪府堺市)

  • 消費地に近い生産地として、また酪農団地ならではの共有による効率化、そしてなによりも牛1頭、1頭と向かいあうことを大切にする
  • (株)明治では顔を合わせるコミュニケーションを大切にし、酪農団地全体の価値向上を支援

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井畑牧場(青森県水戸町)

井畑牧場
(青森県水戸町)

  • 牧草づくりと米畑との兼業と酪農を両立させるために良いと思うことにはどんどんトライし、生産環境を良くし、価値向上のつなげる
  • (株)明治はJAとも協力し、勉強会の開催、データで示す品質改善のアドバイスなどで支援

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須藤牧場(千葉県館山市)

須藤牧場
(千葉県館山市)

  • 『選ばれる牛乳』であるために、ストレスの少ない育成環境を強く意識。消費者に酪農を知ってもらう活動も
  • あくまでも酪農家のみなさんが主体の取り組みを(株)明治がサポートするという意識をもつことで信頼関係を生む

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山川牧場(岡山県倉敷市)

山川牧場
(岡山県倉敷市)

  • 牛の個性に合わせて育てる。家族経営の牧場だからできる細かな牛への対応が良質の牛乳を生む
  • (株)明治は関らず牛舎を見て、アドバイスし、一緒に取り組み、一緒に一喜一憂してサポートする

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こだわりの生乳のおいしさをお客様まで届けるために

酪農家の方々がつくったおいしい牛乳を、なるべく損なうことなくお客様のもとに届けたい。そう思う一方で、これまでは牛乳を加熱滅菌する際に、どうしても加熱臭や劣化臭が生じてしまい、 絞りたて本来のさわやかな風味やまろやかなコクに、好ましくない風味が混ざってしまっていました。
そこで明治は長年の牛乳風味研究を結集し、独自の製造方法で ある「ナチュラルテイスト製法」を生みだしました。
この製法の採用の他に、製造工場では牧場から届けられた生乳の成分検査、衛生検査、さらには風味を人がチェックする「官能検査」を行い、安全でおいしい牛乳だけをお届けしています。また官能検査では、製造工場だけでなく、研究所でも定期的にチェックを実施。 研究員は過去に酪農課を経験したメンバーで構成されているため、牧場での絞りたての牛乳の味が分かるようにもなっています。こうして、お客様のもとまで、こだわりのおいしい牛乳をお届けしています。

環境や牛の健康にも配慮した酪農を支援

明治オーガニック牛乳

明治では「提案型の牛乳」として「明治オーガニック牛乳」を販売しております。
「明治オーガニック牛乳」は北海道の牧場で有機飼料により大切に育てられた乳牛から搾った生乳のみを使用した有機JAS規格の認証を受けた牛乳です。
オーガニック牛乳の開発は1999年から当社と津別町有機酪農研究会の酪農家で検討を開始し、当社と同研究会が一緒になって試行錯誤しながら7年後の2006年に当時5件の酪農家の方々が「有機畜産物のJAS規格」の認証を取得し、北海道限定で「明治オーガニック牛乳」として販売にこぎつけました。2016年4月からは「有機畜産物のJAS規格」認証酪農家は8軒に増えました。
明治は牛乳を販売することで、環境や乳牛の健康にも配慮した酪農のあり方を支援しつつ、お客様には新しい価値を提供していきたいと思っております。

メイジ・カカオ・サポート

持続可能なカカオ豆生産のために

(株)明治では、カカオ豆の持続可能な生産のために独自の取り組みを行うとともに、世界カカオ財団(WCF=World Cocoa Foundation)を通じた活動も行っています。

持続可能なカカオ豆生産のために

「メイジ・カカオ・サポート(MCS)」は、明日のチョコレートのために

世界全体のチョコレート消費量が増えている一方で、近い将来、主原料であるカカオ豆の生産が追いつかなくなるかもしれないと言われています。木が高齢化している、栽培に必要な苗木や肥料などが手に入りにくい、栽培技術に関する知識が周知されていないなど、カカオ農家を取り巻く環境には難しい問題があるのです。
そこで、(株)明治は「メイジ・カカオ・サポート(MCS)」というカカオ農家支援活動を始めました。農家を取り巻く環境を改善することでカカオ豆生産を持続可能なものにしていくという活動です。
具体的には、収穫量を増やすための栽培方法や病虫害の管理方法などについて学ぶ勉強会を開催したり、栽培に必要な苗木の供給センターをつくったりしています。また、当社独自の発酵法を実践してもらい、高品質のカカオ豆を得られるような取組も行っています。さらには、井戸の整備や学校備品の寄贈、環境への配慮をした農法の応援など、カカオ農家やコミュニティの生活を支援する活動も行っています。
農家は、より多くの収入を手にして、安心してカカオ農業を続けていくことができ、我々は高品質なカカオ豆を調達して、おいしいチョコレートを消費者のみなさんにお届けし続けることができるのです。「メイジ・カカオ・サポート(MCS)」、それはチョコレート好きのお客様のために、(株)明治の果たすべき大切な役割だと考えています。

メイジ・カカオ・サポート(MCS)によるカカオ農家支援

ガーナ共和国

トレーサブルカカオ豆を通じた農家支援
おいしいチョコレートをつくるには高品質のカカオ豆が欠かせません。ガーナ産もその一つで、当社は高品質のカカオ豆を安定的に手に入れるために、従来は出来なかった地域指定購入を生産地域の協力を得ながら2009年に始めました。そして、一定金額を上乗せして購入することで、その地域の支援を行う仕組みを世界規模のNPOであるソース・トラスト(Source Trust)と協同で作り上げました。現在は、農家の収入が増えるよう、収穫量を増やしていくための支援活動に力を入れています。また、当社社員が現地を定期的に訪問して、双方の顔が見える形での支援を行うと共に、交流も深めています。

ガーナ共和国

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ペルー共和国

高品質指定と良品選別の指導、カカオ農機具バンクの設立、ファーマー・トレーニング・スクールの開催
適切な発酵と独自の選別法で、高価格で取り引きできる高品質なカカオ豆の生産を可能にすることにより、技術・収益の両面で農家を支援しています。
剪定、接木、施肥、農薬取扱、健康管理などについても指導しています。また、農機具を無償で農家に貸し出す仕組みもつくりました。

ペルー共和国

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エクアドル共和国

明治発酵法の指導、農作業グッズの寄贈
明治発酵法の指導のほか、剪定器具、防護服、日除け帽子、水筒など農作業に必要なものを寄贈しています。

エクアドル共和国
エクアドル共和国

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ドミニカ共和国

明治発酵法の指導、学校教育の支援
明治独自の発酵法で、高価格で取り引きできる高品質なカカオ豆の生産を可能にすることにより、技術・収益の両面で農家を支援しています。また、学校や子どもたちが必要としている備品、学用品などの寄贈も行っています。

ドミニカ共和国
ドミニカ共和国

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ベネズエラ・ボリバル共和国

明治発酵法の指導、苗木配布
当社寄贈の専用発酵箱を使った明治独自の発酵法で、高価格で取り引きできる高品質なカカオ豆の生産を可能にすることにより、技術・収益の両面で農家を支援しています。
また、苗木の無償配布も行っています。

ベネズエラ・ボリバル共和国
ベネズエラ・ボリバル共和国

ブラジル連邦共和国

明治発酵法の指導、肥料の配布
明治独自の発酵法で、高価格で取り引きできる高品質なカカオ豆の生産を可能にすることにより、技術・収益の両面で農家を支援しています。また、アグロフォレストリーでカカオを栽培しており、農業経営と環境保全を両立させています。肥料の配布も始めました。

ブラジル連邦共和国

メキシコ合衆国

希少な「ホワイトカカオ」種の保存と育成に関わる農園支援
「ホワイトカカオ」種の単独農園をつくり、明治独自の発酵、乾燥法を導入しています。希少種の保存・育成という取り組みを通して、技術・収益の両面で農園を支援しています。また、この極めて重要な取り組みについて、世界に向けて広く情報発信することにより、その価値を周知してもらうことも進めています。

メキシコ合衆国

ベトナム社会民主主義共和国

技術指導や肥料の配布
剪定、接木、施肥、農薬取扱などの技術指導を行うと共に、肥料の無償配布も行っています。また、農家の皆さんの協力を得て体験ツアーを催行して、日本では普段ふれることができないカカオを実感してもらい、農園の状況を知ると共に相互理解を深める機会をつくっています。

ベトナム社会民主主義共和国
ベトナム社会民主主義共和国

WCF(世界カカオ財団)を通じたカカオ農家支援

(株)明治だけでできる支援には限りがあります。
そこで当社は、カカオ経済を持続可能なものにするために農家支援を行うNPOであるWCF(本部:米国ワシントン)に2006年に加盟し、積極的にその活動に参画しています
WFCの活動はアフリカ、中南米、アジアをカバーしており、現在は100社以上が加盟しています。さらに当社は、その中の15社と共に旗艦プログラムのひとつであるCocoa Livelihoods Program(CLP)にも資金を拠出し、ガーナを含む西アフリカ諸国の農家の収入を増やすための支援も行っています。

World Cocoa Foundation URL:http://worldcocoafoundation.org

また、世界的な食糧やバイオ燃料の需要増などにより森林伐採が進むなか、WCFはカカオ農園に関わる森林破壊を止めるために、Cocoa & Forests Initiativeを2017年に立ち上げました。
これには当社を含め35社(世界で流通するカカオの2/3を占めます)が参画しており、今後はカカオ生産国らとのパートナーシップのもと、さまざまな活動を展開していきます。

Cocoa & Forests Initiative

WCFを通じたカカオ農家支援