明治TOP > CSR活動 > 環境 > (株)明治自然環境保全区での活動

地球環境とともに

環境

(株)明治自然環境保全区での活動

活動トピックス(株)明治自然環境保全区について日本野鳥の会との共同活動(株)明治自然環境保全区での活動のあゆみ

日本野鳥の会との共同活動

2007年、明治は公益財団法人日本野鳥の会と野鳥保護に関する協定を結び、(株)明治自然環境保全区に「明治野鳥保護区槍昔」「明治野鳥保護区牧の内」を設定しました。これを受けて、明治と日本野鳥の会は連携して、毎年、自然保護に関する様々な調査や活動を行っています。

 

T25家族の「1年」212

2013年度、日本野鳥の会は明治野鳥保護区やサンクチュアリ給餌場において、タンチョウの繁殖期の調査と越冬期の給餌場での観察を行い、それによって個体識別標識をつけたT25家族の1年の暮らしを垣間見ることができました。彼らの行動を追ったレンジャーのレポートをご紹介します。

T25家族の1年を 繁殖地から越冬地まで見守っています

T25プロフィール

1991年根室市生まれ、オス。3歳でつがいになり、1998年に初めて子連れでサンクチュアリにやって来る。以来、16年間で11回子連れで飛来と、子育てが上手なつがい。現在、野生での最年長繁殖記録(22歳)を更新中。まだまだいける!

 

行動圏調査1回目 抱卵確認(4月19日)

枯ヨシの茎で地面に大きな皿状の巣をつくります。通常2個の卵を産みます。

4月半ばというのに朝から雪。見通しも悪く、T25ペアは確認できず。天候が回復した午後、なんと午前にはいなかった場所で抱卵している姿を発見。この日を抱卵開始とした。

 

行動圏調査2回目 ヒナ誕生(5月17日)

抱卵して32日前後で孵化します。ヒナは茶色の羽毛に覆われ、まだ飛ぶことはできません。

午前中、巣に残った親が1~2時間おきに転卵。つがい相手との抱卵交代はない。12時10分、立ち上がって足下を気にしている。望遠鏡で見ると茶色に動く何かが・・。「ヒナだ!」

 

行動圏調査3回目 2羽確認(6月17日)

ヒナは生後数日で巣から離れ、親の後をついて歩きます。自力で採食できますが、親からも与えられます。

幼鳥2羽確認。2羽ともよく動き回る。親も合わせて4羽を同時に追うのは大変な作業。沼の南東側では先月に続き、別のタンチョウも確認。なわばりの様子を探りに来た?

 

行動圏調査4回目 ヒナ1羽に(7月19日)

キツネ、カラス、ワシなどに狙われやすい時期です。生後1.5カ月までの生存率は30~40%と言われています。

朝、どの地点からもT25一家が見つからない。午後3時過ぎ、水辺にようやく姿を現したものの、1羽足りない。1カ月の間に幼鳥1羽が何かの原因でいなくなってしまった。

 

最後の確認(11月19日)

幼鳥は生後100日頃飛べるようになり、多くは秋以降、親と一緒に越冬地へ移動します。

通常の巡回で定期的にT25一家がいるかどうかを確認。11月19日が繁殖地での最後の確認日となった。

 

給餌場に飛来(1月4日)

越冬地では、凍らない川のねぐらで群れで夜を過ごし、昼は給餌場に集まり餌を採ります。

この日、サンクチュアリで初確認。越冬地へ移動後、しばらくは近隣のコーン畑などで過ごしていたようだ。幼鳥を連れた姿に、ひと安心。親に甘えるように顔を近づける幼鳥の姿がよく観察された。

 

最後の確認(3月25日)

2月頃つがいは求愛ダンスをします。3月後半、子別れの後、また繁殖地へと戻ります。

T25のつがいはこの日を最後に給餌場から姿を消した。つがいが繁殖地に戻ったら、また新しいシーズンの調査が始まる。

 

→12