十勝産チーズの価値向上を推進 北海道におけるナチュラルチーズ研究拠点 十勝チーズ研究センター設置~2022年は、明治北海道十勝ブランド30周年~

株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、北海道において、ナチュラルチーズを研究する新拠点として当社十勝工場(北海道河西郡芽室町)内に「十勝チーズ研究センター」を設置しましたので、お知らせします。

現在、東京都八王子市の明治イノベーションセンターにてさまざまな商品の研究開発を行っていますが、このうちナチュラルチーズの研究開発機能の一部を「十勝チーズ研究センター」に移管します。これにより十勝の生乳を用いた商品の開発から生産までのスピードアップを図るとともに、地域との連携を深めることで明治北海道十勝ブランドの強化を図ります。
“十勝”は北海道の中でも生乳生産量が最も多い酪農の中心地であり、その優れた乳質や気候風土からチーズ作りに最適の土地です。今般、「十勝チーズ研究センター」を設置することで、ナチュラルチーズの商品開発力を強化するとともに、日本の酪農・乳業の持続可能な発展に貢献してまいります。

十勝チーズ研究センター設置の概要

十勝工場および十勝チーズ研究センターの外観・入口の一部
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    所在地
    北海道河西郡芽室町東芽室北1線15-2
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    投資額
    約7.6億円

十勝チーズ研究センターの設置目的

    1. 十勝の生乳を用いた商品開発
      ナチュラルチーズの品質は用いる原料乳に大きく左右されます。そのため新鮮で高品質な十勝の生乳を商品開発のスタート時点から使用できるのは大きなメリットです。また十勝産チーズの美味しさを科学的に探究する取り組みにも着手します。

    1. 十勝地域との連携
      当社は2019年に十勝の産業振興に取り組む「フードバレーとかち推進協議会」と連携して、十勝産生乳から分離した乳酸菌を用いたヨーグルトの生産・販売を実現し、十勝の地域振興に貢献してまいりました。チーズにおいても、明治は地域の生産者の皆さまと一体となって「十勝」の活性化に取り組んでまいります。

  1. 商品開発から生産までをスピードアップ
    ナチュラルチーズの商品開発はまず手作りから始まり、段階的なスケールアップを経て量産化の方法を確立し、最終的には工場における製造に至ります。今回、研究機能を生産工場内に設置して開発と生産の距離を縮めることで、商品化スピードの向上を図ります。

2022年は「明治北海道十勝」ブランド30周年

1992年発売以来、日本有数の酪農地帯である十勝地方の乳原料を使い、“日本人に好まれる風味”を追求してきた「明治北海道十勝」チーズが、今年で発売30周年を迎えます。「明治北海道十勝」ブランドとは、北海道十勝地方が持つ「場」の価値と明治が持つ「知」の価値が融合することで誕生したブランドです。当初はチーズのブランドとしてスタートしましたが、現在はさまざまな乳製品を包含するブランドとして展開しています。

表:「明治北海道十勝」チーズ 30年の歴史

「明治北海道十勝」ブランド ラインアップ

写真:「明治北海道十勝」ブランド 各商品パッケージ

「明治北海道十勝」ブランド 30周年施策

「明治北海道十勝」チーズ発売30周年の記念ロゴパッケージを2022年5月~23年3月まで展開します。また、「増量商品」「復刻パッケージ商品」「30周年限定商品」の発売を計画しています。「ブランド30周年の盛り上げ」と同時に、「国産乳製品の需要喚起・消費拡大」にも貢献していきます。

写真:「増量商品」「復刻パッケージ商品」「30周年限定商品」の各商品パッケージと明治北海道十勝 発売30周年ロゴ