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乳酸菌と口内細菌

口内の善玉菌を応援しよう

肌や髪と同じように、息のケアもしっかり行なうことが大切です。
クチの中には意外とたくさんの細菌がいます。口内ケアについて学びましょう。

乳酸菌OLL2716株の開発者で、日本プロバイオティクス学会の理事長を務める
東海大学医学部教授、古賀泰裕先生にうかがいました。

クチの中にはどんな菌がいるのでしょうか?

クチの中にはたくさんの細菌が住みついています。腸と同じように、菌のコロニーである「口腔内フローラ」があるんです。その中には乳酸菌のような善玉菌もいれば悪玉菌もいます。悪玉菌の代表格が、歯周病をひきおこす「ジンジバリス菌」。こいつは糖やタンパクなどをエサに増えつづけ、やがて歯肉などの組織を破壊して炎症をおこします。炎症で出血すると、その血液を栄養にしてさらに増殖します。そうすると、肉が腐る臭いってあるでしょう。あれと同じメタンや硫化水素を排出して、おクチの中でものすごい悪臭を放つんです。歯周病の症状がひどくなると歯が歯肉から抜け落ちてしまう。

ミュータンス菌 ジンジバリス菌

口内細菌はどこに隠れているのでしょうか?

ジンジバリスは歯と歯茎の隙間に付着した食べかす=プラーク(歯垢)が大好き。空気が嫌いなためプラークの中で増え続け、黒色のコロニーを形成します。プラークといえば虫歯の原因「ミュータンス菌」もいますね。ミュータンス菌は砂糖をもとにネバネバした物質を周囲につくり、多量の乳酸を出します。この酸が歯の表面を溶かして虫歯になるんですね。どちらもていねいな歯磨きで予防できますが、一度かかってしまったら歯と歯茎の間などに入り込んでしまうため手が届きません。

プラーク(歯垢)

歯磨き以外の対策はありますか?

そこで登場するのが乳酸菌なんです。善玉菌で悪玉菌をやっつけるという図式ですね。毎日の食生活の中で手軽に乳酸菌をとれるヨーグルトにも効果は期待できます。もちろん歯磨きは第一に必要です。

乳酸菌

※古賀先生と(株)フレンテが
共同で開発した乳酸菌です

乳酸菌が口内細菌に与える影響は?

ところが唾液中の乳酸菌は年齢とともに減りつづけ、35〜44歳の人で約30%、55歳以降になると50%の人※が歯周病になっているという調査結果もあります。新しい乳酸菌で善玉菌を応援することはとても大切ですね。
これまで病原菌は、抗生物質で殺菌するという考え方が主流でした。でもこれからは乳酸菌にも目を向ける時代です。益虫と同じで、作用は穏やかながら、環境への害はほとんどなく、人体への副作用もない。こういった微生物のポジティブな働きを「プロバイオティクス」といいます。毎日の食習慣にも採り入れて、おクチも腸も健康をキープしたいですね。

※厚生労働省「平成17年歯科疾患実態調査」より

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