乳酸菌研究最前線

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免疫ってなに? 乳酸菌と免疫力の関係 NK細胞の働き 乳酸菌1073R-1株試験結果

免疫ってなに? 乳酸菌と免疫力の関係

「乳酸菌1073R-1株」でNK活性増強、風邪罹患リスク低減。

なぜ免疫が重要なのか

冬には風邪やインフルエンザが流行しますが、このように同じような状況に置かれても風邪やインフルエンザにかかっている人と、かからないですむ人がいます。それはなぜだかお分かりですか?それには体の中の免疫機構が関わっていました。寒さにさらされたり、感染力のある細菌やウイルスを持っている人に接触したりしていても、免疫力が高い人は風邪を撃退してしまえるのですから驚きです。
体の中の最大の防御システム「免疫」は、外から入ってきた細菌やウイルスなど体にとって悪さを働く外敵を、駆除したり対抗したりして、体の健康状態を保つシステムです。私たちの体の中で免疫システムが働くことで、常に病原体などの外敵から体を守ってくれているのです。

免疫のメカニズム

それでは、「免疫」が体の中でどのように機能しているのかについてご説明しましょう。免疫は、「自然免疫」と「獲得免疫」に分けられます。自然免疫は、免疫システムの最前線。体に侵入してきたウイルスなどに感染した細胞を真っ先に攻撃するNK細胞や、貪食細胞(※1)、抗原提示細胞(※2)などからなります。更に、特定の細菌やウイルスを攻撃する抗体を作り出すB細胞やその働きを制御するT細胞といった、「獲得免疫」が活躍します。

でも私たちの体は栄養バランスが崩れた偏った食生活や、加齢や、ストレスにさらされたりすると免疫力が低下してしまいます。その結果、風邪などの感染症にかかりやすくなり、ひいてはがんになりやすい状況に陥ってしまうのです。また一般的に小さな子供とお年寄りは免疫力が低い傾向があります。こうした重要な働きをしている免疫機能に大きく関わっているものの一つが「善玉菌」である乳酸菌です。

※1 細菌、ウイルスなどの異物を細胞内に取り込み、処理する細胞。
※2 体内に侵入した病原菌のかけらを提示し、T細胞を活性化させる細胞。

免疫のポイント

■ポイント1
免疫力強化が、病気への対策に重要!

■ポイント2
免疫力はストレスや食生活に左右される。中でも免疫機能に大きく関わっているのが乳酸菌!

免疫の仕組みを見る

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【コラム】細菌とウイルスの違いは?

細菌は体に細胞を持っており、自己増殖します。一方、遺伝情報のみのウイルスは、他の細胞に入り込み増えます。細菌は毒素を出して細胞を外側から攻撃しますが、ウイルスは細胞の中に入り込み内側から攻撃します。
血液などの体液に侵入した細菌であれば「体液性免疫」が対処し、抗体によって攻撃します。一方、細胞に取り付いたウイルスであれば「細胞性免疫」が対処し、キラーT細胞が感染した細胞を破壊するのです。

免疫のメカニズム

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体の外の細菌やウイルスに対しての第一のバリア機構として鼻毛や粘膜や皮膚などが立ちふさがります。しかしそのバリア機構を破って、細菌やウイルスが体内に入ってくることもあります。

免疫のメカニズム

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体内に侵入した細菌やウイルスにすぐさま対応するのが、「自然免疫」です。「自然免疫」は外から侵入してきた抗原(※1)を素早く察知して、撃退していきます。NK(ナチュラルキラー)細胞はその名前が示すように、生まれながらの殺し屋です。ウイルスに感染した細胞や、がん細胞といった不良細胞群などをいち早く発見してすぐさま処分していきます。マクロファージや樹状細胞といった貪食細胞は、細菌、ウイルスなどの抗原やホコリや塵などの異物を細胞内に取り込み、酵素で処理します。サイトカインは自然免疫や獲得免疫の細胞同士の情報を伝える伝達役です。

※1生体に免疫反応を起こさせる細菌、ウイルスなどをいう。

免疫のメカニズム

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彼らが抗原を捕食して破壊しても、その中にはそれだけではなかなか太刀打ちできないしぶとい侵入者もあります。そこで「獲得免疫」の細胞の出番です。獲得免疫は、マクロファージや樹状細胞が、抗原を提示することで活性化されます(このような細胞を抗原提示細胞と言います)。

「獲得免疫」の中で、T細胞は免疫細胞のいわばエリート集団です。強力な病原体に対して訓練を施された、特殊傭兵といえます。T細胞はいくつかの種類に分かれます。キラーT細胞はウイルスに感染した細胞やがん細胞に取り付いて破壊します。ヘルパーT細胞はB細胞に抗体を作らせる指令を出して、免疫力を高めます(Th1細胞、Th2細胞はヘルパーT細胞の亜群です)。各細胞たちが敵をやっつけた後でもまだ免疫反応が続いていると、体が傷ついてしまいます。そうならないように、制御性T細胞が免疫反応を終了させます。B細胞は敵の情報に合わせた武器である抗体を作り出し、敵を攻撃します。

免疫のメカニズム

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免疫には、その他にも病原体を攻撃する細胞を活性化する仕組みがあります。Th1細胞が産生するIFN-γ(インターフェロン-ガンマ)は、マクロファージやNK細胞を活性化させ、免疫力を高めます。
(詳しくは、「NK細胞を活性化させる乳酸菌1073R-1株の試験結果」をご覧ください。)