大学三大駅伝で上位に入り続けている”常勝軍団”のエネルギー戦略

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    • 驚異的な安定感の源〜少数精鋭を支える真夏の体調管理〜
    • ルーキー育成の夏2016〜選手と指導者の熱い夏合宿〜

    大学駅伝の強豪校、駒澤大学。駅伝人気の高まりとともに大学間の競争が激化するなか、大学駅伝で常に上位をキープしている。現在の駒澤大学を作り上げた大八木弘明監督の指導法から、チームの強さの理由に迫る。

    大学駅伝強豪校の筆頭といえる駒澤大学の長距離部員は、現在37名。4年生7名・3年生9名・2年生13名・1年生8名の内訳だ。彼らが昨年度に出場した競技会の実績を見てみると、選手権や記録会に通年で出場しているものの、1人も出場実績がない月があった。8月だ。

    この時期、大学の駅伝チームはスタミナづくりを目的に、練習環境を避暑地に移し、長い距離の走り込みを行っている。避暑地とはいえ、1年で最も厳しいトレーニングを行う季節なのだ。

    ■1・2年生の成長がチームの原動力

    駒澤大学の大八木弘明監督は「駅伝は出雲、全日本、箱根と、だんだん距離が長くなっていきます。最終的に20キロを走るスタミナを作るためには、夏の走り込みが必要なんです」と言う。

    8月を鍛練期と位置づける駒澤大学では、1カ月をまるまるスタミナづくりに充てている。競技会への出場者がいないのは、そのためだ。

    スタミナ作りの舞台は、起伏に富んだコースで脚力を鍛える野尻湖と、標高1600メートルの高地で心肺機能を高める志賀高原(ともに長野)。そこでの練習は、30キロなどの長い距離を走る「距離走」を2回やったらインターバルトレーニングを1回行うサイクルを3週間に渡って繰り返す、ハードな内容だ。「3週目になると疲労が蓄積し、選手たちは精神的にも落ち込みやすくなります。夏合宿は、メンタル面の鍛練期でもあるんです」

    この過酷な3週間を乗り越えると、カラダが出来上がるとともに自信が生まれ、9月の後半頃から結果に表れるようになる。これまで大舞台で活躍した駒澤大学の選手たちは皆、この夏合宿をきっかけに大きく成長を遂げてきた。指導陣にとっては、そうした選手の秘めた可能性を見極める絶好の機会でもある。

    大八木監督によると、夏の練習の成果が特に重要なのが下級生だと言う。「新たに入学した選手が力を発揮できるようになるのは、環境に慣れてカラダが出来上がってくる2年生の後半あたりからです。この夏合宿でレギュラークラスと互角にやれる1、2年生が出てくると、駅伝で優勝争いをできるチームになる。上級生になるほど、夏の走り込みを経験している分、安定感が出てきます。鍵を握るのは常に1、2年生なんです」

    ■強い選手は胃袋も強い

    1年生にとって、夏合宿は「大学4年間で一番きついはず」と大八木監督は言う。上級生にとっても、1年の中で最も忍耐が求められる。それだけに、体調管理が指導陣にとって重要な仕事になる。

    暑さで汗を大量にかくため脱水症状になる危険性が高く、食欲も落ちやすい。体調不良で練習ができなくなればスタミナ作りにとって大きなマイナスになるだけに、大八木監督は細部まで気を配って対策を図っている。

    「練習中に一番気を付けるのは、水分の摂り方です。距離走をやると途中で脱水症状を起こして力が入らなくなったりするので、この時期はコースの途中でこまめに水分補給をさせています。練習前も含めてしっかり水分を摂っておくと、後半になっても力がまだ残っている。練習後に水分を摂れるくらいの余力が残っていると、翌日にもいい影響があります。汗をかく量は選手によって全然違いますから、一律に決めるのではなく、選手ごとに対処しています」

    現在の部員では、紺野凌矢、高本真樹(ともに3年)、物江雄利(2年)が特に汗をかきやすいタイプとのこと。大八木監督は、距離走など長い距離を行う際には、通常は5キロごとに給水を行うが、こういった選手は3キロでも水分を補給させている。

    また、コンディショニング面で重要な毎日の食事について、大八木監督は興味深い経験を持っている。

    「これまで指導をしてきた経験からも、強い選手は食が太いと感じています。内臓が強い選手ほどスタミナがつきやすい。今の選手では工藤有生(3年)が特によく食べますね。ある程度の練習くらいでは食欲が落ちない。西山雄介、大塚祥平(ともに4年)もよく食べます」

    名前が挙がった選手たちは、チームの主力選手たちだ。胃袋の強さと競技力には、確かに関係がありそうだ。

    「食事をしっかり摂らないと力が出ませんから、ハードな練習を終えて食欲が落ちているときには消化の良い食事を用意して、しっかり食べさせます」と大八木監督。

    ■少数精鋭を可能にする大八木イズム

    駒澤大学陸上競技部の特徴は、少数精鋭の長距離部員構成だ。現在の在籍37名は、大学駅伝強豪校のなかで最も少ない。

    長距離選手は日常的に練習量が多く、筋肉の痛みや疲労骨折、貧血などのトラブルに見まわれやすい。レギュラークラスの選手が1人欠けるだけでもお手上げになりかねないだけに、少数精鋭のチーム運営は容易ではない。まして、常に優勝を狙えるレベルを維持するとなればなおさらだ。

    だが、大八木監督は、そうした環境が駒澤大学の強みでもあると言う。「部員が多い良さもあると思いますが、それでは、私が指導できない選手が出てきます。ウチは部員が少ないぶん目が行き届くので、しっかり指導ができるし、選手たちも『監督が見てくれている』と感じられる。スタッフが根気強く指導に携わるのが、ウチの一番の特長だと思います」

    少数精鋭のチーム運営を栄養面からバックアップしているのが、株式会社明治だ。15年以上前からサポートが続けられており、同社が提供するアミノ酸“VAAM”をはじめとするサプリメントが、選手の体調管理面で役立っていると大八木監督は実感しているという。

    「スタミナを付けるための練習は、ハードな練習を継続して続ける必要があるんです。そのためには、質・量の高い練習と、疲労を翌日に持ち越さないことが重要なんです。ですから練習前はアミノ酸VAAMと水分を補給し、練習後はプロテインと鉄分を摂ることを長年続けています」

    過去20年の大学三大駅伝で3位以内が実に42回という駒澤大学の実績は、選手が毎年入れ替わる大学スポーツにおいては驚異的なハイアベレージだ。

    細部にまで目を配り、万全の環境を整えた上で厳しい鍛練を重ねる。安定感の理由は、そんな大八木イズムにあった。

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