食を知る

こんなの知ってた?食から広がるハテナの話(わ)

「日本人の主食 米」

秋も深まり、ごはんがいっそうおいしいこの季節。日本人の食だけでなく暮らしにまで深く関わっている「米」のこと、いつもより少しじっくり味わってみませんか。

お米は昔、お金の代わりだったんだよ/歴史

11月23日の「勤労感謝の日」は、もともと一年の米の収穫を感謝する行事が行われる大切な日。米はかつて食料であるだけでなく、生活を支えるお金の代わりでもありました。お金ができる前の時代は物と交換で欲しいものを手に入れていましたが、相手が欲しいものでなければ交換はできません。米がお金として使われたのは、それだけ誰にとっても価値が高いものだったからなのです。

ごはんのおかわりにもマナーがあったの?/文化と習慣

伝統的な日本料理には、茶碗にごはんをひと口残しておかわりするという作法があります。これは、お客さまのごはんが残りひと口になったらおかわりをすすめていた気づかいが、いつの間にかおかわりをする側の習慣になったもの。いまではあまり見られませんが、どんなマナーにも相手を想う気持ちが込められています。家庭では残さずきれいに食べるのが、料理を作ってくれた人へのなによりの礼儀です。

おいしさのカギは「吸水」にあり/栄養と調理

稲の“タネと果実”にあたる米は、芽を伸ばすときにでんぷんを糖に変えてエネルギーにしますが、ごはんがおいしいのも、じつは炊くときに米のでんぷんが糖に変わるからなんです。米を炊く前にしばらく水に漬けるのは、内部まで水をしっかり含ませて熱をむらなく伝え、糖をたくさん作り出すため。米がもっている本来のおいしさを引き出すには、この吸水が欠かせない工程なのです。

噛むほどにおいしい!脳の働きも活発に/健康とからだ

頭の両側にある「こめかみ」は“米を噛むときに動くところ”という意味。古代から米は日本人の主食であり、昔は硬い米をよく噛んで食べていたことが由来といわれています。ごはんはよく噛んで食べると、唾液と混ざって甘くなるだけでなく、脳に刺激を与えて記憶力などを高める効果も。ごはんの糖質は脳を動かす唯一の栄養でもあるので、勉強の効率アップにも役立つというわけです。

↑ページTOPヘ