食を知る

こんなの知ってた?食から広がるハテナの話(わ)

「元気のもと! みかん」

給食にも出てくるおなじみの果物、みかん。親しまれているのは、あまいから?食べやすいから?その理由を調べてみました。

ビタミンたっぷりで、かぜの予防(よぼう)にも

みかんは、日本で一番とれている果物。千葉県から鹿児島(かごしま)県のあたたかな地いきでつくられています。実は、みかんにはカロテンとビタミンCがいっぱい。カロテンは体内でビタミンAとして働く黄色い色素(しきそ)でトマトの約2倍も入っています。ビタミンCは3個(こ)食べれば大人の1日の必要量をこえるほどふくんでいます。これは、かぜの予防(よぼう)に効(き)き目がある成分です。これだけ体にいいものが、手軽に食べられるのですから愛されるわけですよね。

お正月かざりにも、みかんの仲間(なかま)

お正月は、新しい年の神さまをおむかえする大切なときです。お正月かざりの鏡もちは神さまへのおそなえもの。上にのっているのは「だいだい」というみかんのなかまです。だいだいは、木から実が落ちないで次の世代が育つまで枝(えだ)についています。このことから「代々(だいだい)」となり、縁起(えんぎ)がいい果物とされてお正月かざりに使われるようになりました。そこには「家が代々(だいだい)つづきますように」という、いのりがこめられています。

実だけじゃなく、皮も大かつやく

みかんのなかますべてを柑橘類(かんきつるい)とよんでいます。ゆず、すだち、かぼすもみかんのなかま。どれも、みかんのようにあまくないので生では食べられません。こうしたすっぱくて香りがよいものは皮や果汁(かじゅう)が調味料や料理の風味づけとして使われています。さらに、ゆずはまるごとお風呂に入れることがありますね。昔から、みかんの皮をほしたものは七味唐辛子(しちみとうがらし)や、漢方薬(かんぽうやく)に用いられています。かんきつ類は皮も大かつやくしている果物なのです。

もむだけであまくなる、ふしぎ

みかんはもむと、あまくなるといわれています。あまさのもとの糖度(とうど)がふえているわけではありませんが、気のせいでもありません。タネを明かせば、みかんを軽くもんで傷(きず)つけると、みかんにふくまれるすっぱさのもとのクエン酸(さん)がその傷(きず)を治すために使われて少なくなるから。すっぱさが弱くなれば、あまさがもっと感じられるというわけなのです。もんだみかんは、いたみやすくなります。ですから、みかんを食べる直前にもみましょうね。

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