野菜辞典

原産国や歴史、名前の由来をご紹介します。また、旬の時期や選び方、保存方法などをご紹介していますので、野菜とうまくつきあってくださいね。


トマト

トマト

ナス科トマト属 1年生果菜

フランスでは「愛のリンゴ」、イタリアとドイツでは「天国のリンゴ」と呼ばれているトマト。
みんなにとっても愛されている野菜でさまざまな料理に頻繁に使われています。
トマトが赤いヒミツはリコピンという色素にあり、昼と夜の寒暖の差が大きいほど赤色が鮮やかになります。

原産地:中南米(ぺルー、エクアドルなど中南米のアンデス山脈に沿った地方)
選び方
皮につやがあり、丸くて形がいいもの、赤色が均一なものが良質です。赤色が濃いものほど熟しています。凸凹があったり、角ばった形のものは、中が空洞になっています。つぶれやすいので気をつけて扱いましょう。ヘタはピンとしていて、しおれていないものが新鮮です。
保存方法
ラップで包んで冷蔵庫で保存しますが、低温すぎると味が落ちます。青いものは、室温で赤く熟れさせるとよいでしょう。
歴史・経緯
赤道直下の太陽の光がさんさんと降り注ぐ地域では有史以前から食用とされていたトマトですが、ヨーロッパや日本に伝わったのはずっと後のことです。
鑑賞用として、16世紀にヨーロッパへ、17世紀ごろに日本へ伝わりました。食用として脚光を浴びるようになったのは、ヨーロッパでは18世紀頃、日本では明治以降、文明開化のあとのことでした。

↑pagetop