野菜辞典

原産国や歴史、名前の由来をご紹介します。また、旬の時期や選び方、保存方法などをご紹介していますので、野菜とうまくつきあってくださいね。


ジャガイモ

ジャガイモ

ナス科ナス属 多年草

ジャガイモはデンプンだけでなく、「畑のリンゴ」と言われるほどビタミンCが多く、穀物と野菜の両方の働きをもちます。
煮たり、焼いたり、揚げたりさまざまな料理に使われますが、栽培が簡単なため、家庭菜園でも作られています。

原産地:南アメリカ(アンデス山脈、チチカカ湖周辺地域)
選び方
表皮につやとはりがあって薄く、形がふっくらしているものが良品です。皮にシワや傷があるもの、凸凹が多いものは避けましょう。ジャガイモは収穫後3か月ぐらい休眠期間があり、発芽しません。芽が出ているものはその期間が過ぎたもので、養分を取られておいしくありません。
保存方法
風通しのよい、涼しい所で保存します。
名に関すること
現在のインドネシアのジャカトラから伝わったため、ジャカトライモと呼ばれ、それを略してジャガイモと呼ばれるようになったとされる。
その他、馬鈴薯など、別名が多くさまざまな由来があります。
歴史・経緯
5世紀ころ、南アメリカの先住民が主食として栽培していました。
ヨーロッパには、コロンブスのアメリカ大陸発見後に伝わり、日本には16世紀にオランダ人によってジャカトラ(現在のインドネシア)から伝わりました。
日本で本格的に栽培されるようになったのは、北海道の開拓とともにアメリカから多品種が輸入された明治以降のことです。

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