野菜辞典

原産国や歴史、名前の由来をご紹介します。また、旬の時期や選び方、保存方法などをご紹介していますので、野菜とうまくつきあってくださいね。


ネギ

ネギ

ユリ科ネギ属

ネギの独特な味と香りは、タマネギと同じ硫化アリルという成分が含まれているためです。
鍋に入れたり、煮込んだり、薬味に使うなど、さまざまな料理に使われています。

原産地:中国西部、シベリア
選び方
根深ネギは、白い部分がはっきりと白く、緑の部分との境がくっきりと分かれているものが良質です。さわると弾力があり、巻きがしっかりしまっているものを選びます。ふかふかとやわらかいものは、中に砂や土が入っている場合もあるので気をつけましょう。葉ネギや芽ネギは、緑が鮮やかでつやがあるものが新鮮です。
保存方法
風に弱いので、新聞紙などに包んで冷蔵庫の野菜室や涼しいところで保存します。
歴史・経緯
中国では紀元前から栽培され、根深ネギは中国北部で、葉ネギは中国南部で生まれたと言われています。
日本には奈良時代以前に朝鮮を経て伝わったとされています。平安時代には一般に広がり、盛んに栽培もされていました。
中国原産のネギがヨーロッパに伝わったのは16世紀のことですが、ヨーロッパ原産の西洋ネギ(リーキ)は古代エジプトやギリシャ時代から栽培されていて、ローマの皇帝ネロは「美声の薬」として使っていたと言われています。

↑pagetop