野菜辞典

原産国や歴史、名前の由来をご紹介します。また、旬の時期や選び方、保存方法などをご紹介していますので、野菜とうまくつきあってくださいね。


ナス

ナス

ナス科ナス属

「一富士二鷹三ナスビ」「秋ナスは嫁に食わすな」「ウリづるにナスビはならぬ」など、たくさんのことわざがあるように、ナスは身近な野菜として昔から日本人に親しまれてきました。
ナス紺と言われる光沢のある紫色は、アントシニアン系のナスニンという色素によるものです。

原産地:インドの東部地方
選び方
「ナス紺」と言われるぐらいの色の鮮やかさが鮮度を見分ける大切な要素です。黒紫色が美しく、はりとつやのあるものが良質です。傷やシワがあったり、茶色に変色しているもの、退色しているものは避けましょう。ヘタの大きさに比べて実が小さいものはまだ未熟です。ヘタが黒く、切り口がみずみずしいもので、トゲがあって、しかも堅くて痛いようなら新鮮です。
保存方法
乾燥しやすい野菜なので、ラップに包んで冷蔵庫で保存します。1週間ほどもちます。
歴史・経緯
中国から日本へ伝わり、奈良時代の『正倉院方書』にはナスを献上したという記録があるように、8世紀頃にはすでに栽培されていた長い歴史を持つ野菜です。
歴史が長いだけあって、ナスはたくさんの品種があります。

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