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社会とともに

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特殊ミルク

生まれつきの代謝の異常などにより、母乳や市販の粉ミルクを飲めない赤ちゃんがいます。こうした乳幼児のために、明治は栄養補給や治療用の「特殊ミルク」を製造し、お届けしています。特殊ミルクには、国の助成事業として無償で提供される「登録特殊ミルク」と企業が無償で製造・提供する「登録外特殊ミルク」があり、先天性代謝異常症の治療のためミルクを供給し続けています。

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トピックス

「先天性代謝異常症患者会」の皆さんが特殊ミルク工場を見学

2015年3月10日、「ひだまりたんぽぽ(先天性代謝異常症のこどもを守る会)」と「glut1異常症患者会」(以下、患者会)の皆さんが(株)明治 研究本部 小田原工場を訪問し、特殊ミルクの製造工程などを見学しました。
特殊ミルクは、生まれつきの代謝異常などにより、母乳や市販の粉ミルクが飲めない乳幼児の治療と栄養補給を目的につくられたミルクで、患者さんには無償で提供されています。明治では国から費用の一部助成を受けている「登録特殊ミルク」と当社の費用負担による「登録外特殊ミルク」など、合わせて21品目を製造しています。
代謝異常のお子さまを持つ患者会の皆さんにとって、特殊ミルクは1日たりとも欠かせない非常に大切なもの。その大切な特殊ミルクがどのようにつくられているのかを知りたい、そして、普段お世話になっている特殊ミルクのお礼を工場で働く人々に伝えたいと今回の工場見学が実現しました。

 

丁寧な製品づくりに患者会の皆さんも感動

明治の特殊ミルクは、乳製品関連の5つの研究所が集まる小田原研究所に併設された小田原工場でつくられています。特殊ミルクの製造ラインは、原材料の調合をはじめとして、殺菌、混合から、噴霧、充填、検査、出荷まで13の工程があり、充填、製品缶へのラベル貼り、検査など手作業が多いのが特徴です。特殊ミルクは少量多品種の製品であり、大量生産ができないからです。そのためヒューマンエラーをゼロにするシステムが随所に採り入れられています。

今回、患者会の皆さんには製造ラインのすべての工程をご案内しましたが、所員の説明に耳を傾けながら熱心に見学され、「手作業が多いことに驚きました」「こだわりのある製品を丁寧に一つずつつくる工房のような印象」との感想を述べていました。

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真剣なまなざしで見学する患者会の皆さん

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調合混合タンクの中を見ています

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ラベル貼りでのヒューマンエラー防止策に感心する皆さん

特殊ミルクで育つ子どもたちのポートレートをいただきました

今回の工場見学会は、患者会の皆さんの「いつもお世話になっている特殊ミルクをつくる工場で働く方々にお会いしたい」(柏木さん)との強い気持が小田原工場の所員に伝わり実現しました。製造ラインを見学して控え室に戻ると、患者会の皆さんから素敵なプレゼントをいただきました。明治の特殊ミルクで育つ35人の子どもたちのポートレートと、特殊ミルクを使った料理の写真ボードです。「最も多くの特殊ミルクを製造してくださっている明治さんへの感謝の気持をお伝えしたい」(古田さん)と患者会の皆さんで手作りしたそうです。ポートレートにはお母さんたちのメッセージも添えられていて、工場の所員にとっては何よりの励ましになりました。

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患者会の皆さんから小田原工場へ素敵なプレゼント

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「ありがとう」の言葉が添えられた子どもたちのポートレート

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特殊ミルクを使った料理の写真パネル

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我が子は生まれて数日後に呼吸困難やけいれんを起こして代謝異常症と診断されました。母乳や乳児粉乳を制限しなければなりませんでしたが、無償で支給される特殊ミルクのお陰で命をつなぎ、成長することができました。感謝の言葉も見つからないほどですが、その特殊ミルクを企業が社会貢献活動としてつくっていることを最近知りとても驚きました。特殊ミルクの製造費の一部は国の補助金で賄われていますが、残りの大部分がミルクメーカーの負担だったのです。ぜひ工場で働く方々に直接お会いしてお礼を申しあげたいとの想いから、今回の小田原工場見学が実現しました。皆さまにお会いできて、ほんとうに嬉しかったです。

 

柏木 明子さん

ひだまりたんぽぽ

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明治さんの特殊ミルク(ケトンフォーミュラ)をミルクとして、あるいは小麦粉代わりとして使わせていただき、おかげさまで子どもたちはすくすく成長しています。自分たちが日々使っている特殊ミルクがどのようにつくられて私たちのもとに届くのか、それを見学できるというので非常に楽しみにしていました。工場見学の記念とお礼を兼ねて、特殊ミルクで育つ子どもたちのポートレートを差し上げたいと思い会員に呼びかけたところ、3日で写真が集まりました。会員の皆さんも感謝の想いは同じなんですね。

 

古田 智子さん

glut1異常症患者会

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子どもが7歳のときに先天性代謝異常だと分かり食事療法を始めたのですが、子どもにとってはつらい出来事でした。ご飯や好きなケーキが食べられなくなり暴れたりもしました。そんなとき、患者仲間から明治さんの特殊ミルク(ケトンフォーミュラ)を教えていただいたんです。特殊ミルクでクッキーをつくり、子どもに食べさせたとき、子どもの笑顔を見た感動はいまでも忘れられません。限られた食材を使った料理の中で食べることの楽しみを広げてくれた特殊ミルク。今回、工場見学を通じて、感謝の気持ちをお伝えすることができてほんとうに良かったと思います。小田原工場の皆さま、そして明治の社員の皆さま。このように温かい想いと人の手で社会貢献をされていることを医療関係者・患者のみならず社会の多くの方に知っていただきたい気持ちになりました。

 

海上 美佳さん

glut1異常症患者会

 

 

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特殊ミルクの製造工場はもっとシステム化、全自動化されていると勝手に思い込んでいましたが、手作業が多いことにとても驚きました。工場で働く方々が一つひとつ丁寧に私たちの特殊ミルクをつくってくださっている。それを知ることができ、いままで以上に感謝の気持でいっぱいです。明治さんにはこれからも特殊ミルクをつくり続けていって欲しいと願っていますし、私たちも大切に使わせていただきます。そして、私たちなりに明治さんを応援していきたいと思います。

 

有馬 藍さん

ひだまりたんぽぽ