1歳頃からの手づかみ食べ

1歳頃からの手づかみ食べ

1歳頃からは、「手でつかみ」、「口まで運び」、「食べる」までの練習が必要です。

「手づかみ食べ」は、その後の「咀しゃく」の発達やじょうずな「食具食べにつながります」

手づかみ食べを通じてお子さまは自分の口に合ったひとくち量を覚えていきます。さらに咀しゃくの動きへとつなげていくためにも、手づかみ食べで前歯を使うことはとても大切です。手づかみ食べがじょうずにできないと、スプーンなどの食具を使って食べることはもっと大変です。食具食べの準備としても、手づかみ食べを1歳半頃まで十分に経験させると良いでしょう。

お母さんの手と赤ちゃんの手

手でつかむ

乳幼児期のお子さまの手や指の発達段階の特徴として、先ず小指の方から発達し、次第に親指の方にも力が入るようになります。こうした発達段階に従い、 徐々に指で食べ物をつかむことができるようになっていきます。

手でつかむ

口まで運ぶ母乳とミルクの混合栄養

手や指と同じく、この時期のお子さまは関節の動きも未熟です。最初はひじだけを曲げて窮屈そうに食べ物を口にはこんでいますが、関節の動きの発達に従い、徐々に肩や手首なども動かして、じょうずに口まで運べるようになっていきます

口まで運ぶ

噛む力

手づかみ食べを初めた当初は、口の中に指を入れて押し込んだり引きちぎったりします。その次の段階では、唇で食べ物を支えられるようになり、前歯で噛み切って食べることを覚えていきます。また、前歯を使うことで"固さ"を覚えたり“噛む力”を変えたりできるようになっていきます。

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